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インプラント治療でよくあるご質問


「インプラント手術は痛そう…」

「インプラント手術の感染リスクは?」

「インプラントの治療期間はどれくらいかかるの?」


インプラント治療をご検討されるも、手術の痛みやリスク、治療期間の長さなど、インプラントに対してご不安を感じる方は少なくありません。


今回はインプラントにご不安を感じる方のために、「よくあるご質問」へのお答えをQ&A形式でご紹介します。インプラント治療をご検討中の方は、ぜひ、ご参考になさってください。


■インプラント治療でよくあるご質問


Q1.手術は痛いですか?

A.

インプラント手術では、術前に局所麻酔注射を行います。その際に、表面麻酔等を施行し麻酔注射の痛みをできる限り軽減できるよう努力いたします。その後、術中に痛みを感じる事は特殊症例以外ではありません。ご安心ください。


Q2.手術直後は痛みますか?

A.

インプラント手術の直後は患部に痛みを感じる場合があります。ただし、手術直後の痛みは処方する痛み止めを飲めば治まるレベルのものがほとんどです。


万が一、インプラント手術直後に激しい痛みを感じる場合はすぐに当院までご連絡後、なるべく早めに受診ください。原因を調べ、迅速に処置を行います(※)。


(※)診療時間外の場合は歯科・口腔外科、もしくは、外科の治療を行って

いる救急医療機関にご連絡後、ただちに診察を受けてください。


また、痛み以外でも出血などご不安な事がございましたらインプラント治療患者様にお渡ししております24時間対応当院歯科医師緊急連絡先へご連絡くださる事も可能ですのでご安心ください。


Q3.どうしても手術が怖い・不安です

A.

手術に強い恐怖を感じてしまう患者様のために、当院では「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」をご用意しております。


静脈内鎮静法とは、リラックス効果のあるお薬を点滴で患者様の静脈内に注入する鎮静法です。静脈内鎮静法を行うことで半分眠っているような、うとうと夢の中にいるような気分でリラックスしてインプラント手術をお受けいただけます。


Q4.何回、手術するのですか?

A.

当院では2回の手術を行う2回法を採用しています。


1回目は顎の骨へのフィクスチャーの埋め入れ、2回目は埋め入れたフィクスチャーへのアバットメントの取り付け(その後、人工歯を装着します)、という流れで手術を2回に分けることで歯ぐきと顎の骨の安定的な回復を図りやすくなります。2回法により、人工歯(上部構造)と歯ぐきのラインを綺麗に整えやすくなるメリットもあります。


なお、顎の骨量が足りず、骨造成が必要な場合はインプラント手術の前に骨を増やすための骨造成手術を行います(※)。


当院のインプラント治療の流れ・おおよその治療期間についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。併せてご参照ください。


(※)ソケットリフトなど、インプラント手術と骨造成を同時に行う方式もあります。


Q5.インプラント治療にリスクはありますか?

A.

インプラント治療には手術による細菌感染のリスク、および、フィクスチャーが定着しないリスクが存在します。また、手術時に神経・血管を傷つけてしまうリスクもあります。


≪細菌感染対策≫


高性能洗浄機や高圧蒸気滅菌器をはじめとする衛生機器を用い、徹底した感染対策を行うことで細菌感染のリスクを低減できます。


≪フィクスチャーが定着しないリスクへの対処≫


フィクスチャーが定着しないケースは、大きく


・クリニック側の原因によるもの

・患者様の原因によるもの


上記の2種類に分けられます。


患者様の歯ぐきや顎の骨の状態を見極め、必要に応じて歯周病治療や骨造成を行い、しっかりとした体制を整えた上でインプラント手術を行うことでフィクスチャーが定着しないリスクを低減できます。


また、フィクスチャーを顎の骨に定着させるためには、手術直後から骨結合までの間(3~10ヶ月間程度)、歯科医師からの指示(硬いものを噛まない、患部ではなるべく噛まないなど)を守って日々の生活を過ごしていただくことが重要です。


≪手術前の入念なシミュレーション≫


手術前には歯科用CTを用い、顎の骨の中を通る血管・神経の位置を詳細に確認します。


CTで得られたデータを基に手術前に入念な埋め入れシミュレーションを行うことで、手術時に血管・神経を傷つけてしまう事故が起きるリスクを低減できます。


Q6.治療期間はどれくらいですか?

A.

患者様や症例によって治療期間が異なります。


歯ぐきや顎の骨に大きな問題がない場合は3~4ヶ月間ほどでインプラント治療を完了できる場合があります。


重度の歯周病で歯ぐきが傷ついていたり顎の骨が大きく溶けている場合は治療に1年以上かかるケースもあります。


顎の骨量が足りず、骨造成を行う場合はインプラント手術の期間(3~6ヶ月間)+5~10ヶ月程度の期間が必要になります。


インプラントの治療期間についてはこちらの記事で詳しくご説明しています。併せてご参照ください。


Q7.持病があってもインプラント手術を受けられますか?

A.


下記の方は絶対的禁忌に該当するため、原則としてインプラント治療を受けられません。


・1型糖尿病の方

・未成年の方

・顎の周辺に放射線治療を受けている方

・妊婦の方


2型糖尿病の方、高血圧の方、喫煙者の方は健康管理を行い、インプラント手術までに体調、および、歯ぐきや顎の骨の状態を改善しておくことでインプラント治療が可能になるケースがあります。


Q8.自分の歯のようにしっかり食べ物を噛めますか?

A.

インプラントは人工歯根を作る治療法です。生体的現象により、埋め入れたフィクスチャーは顎の骨と強固に結合するため、安定性が高い人工歯根、および、人工歯が作られます。


治療後は、ご自身の歯に近い感覚で硬い物もしっかり噛んでお食事を楽しむことが可能です。


Q9.インプラントに保証はありますか?

A.

当院ではインプラントに10年の保証を設けています。保証の対象となるのは以下の4つです。


・フィクスチャー(顎の骨に埋め入れるインプラント体)

・アバットメント(フィクスチャーと人工歯を連結するパーツ)(人工歯の土台)

・上部構造(人工歯)
・インプラントブリッジ(インプラントに接続する、連結した人工歯ブリッジ)


保証期間中に上記の4つのパーツ・人工歯が通常の使用で不具合や破損を起こした場合、無償にて修理・交換を行います。


なお、以下のケースは保証が適用されなくなるため、ご留意ください。


・当院で受ける定期メンテナンスを6ヶ月間以上、怠ってしまった

・事故に遭い、インプラントが不具合や破損を起こした

・鉄など、常軌を逸する硬い物を噛んでしまった


【インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方はお気軽にご相談ください】


「インプラント治療でよくあるご質問」をQ&A形式でご紹介させていただきました。


熊谷ディアベテスクリニック歯科ではインプラントの無料相談を行っています。


「歯周病で多くの歯を失ったが、インプラント治療を受けられるのか知りたい」

「顎の骨が足りず、インプラントをあきらめかけている」


など、インプラント治療に関するご質問・ご不安がある場合は当院までお気軽にご相談ください。骨造成が必要な方、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方にも対応可能です。

当院は、熊谷・深谷・行田など近隣市町村からの患者様はもちろん関東、東海・甲信越からご通院くださっている患者様もいらっしゃいます。治療回数を減らした治療プランのご提案も可能です。

熊谷ディアベテスクリニック歯科
医長 小西 雅也

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