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デジタルスキャンについて



「歯型取りのひんやり、グニグニした感触が苦手…

「歯型取りのときにオエッとなり、つらい…」


従来の歯型取りはシリコンやアルジネートなどの印象材を使います。患者様によっては印象材に不快感を感じてしまったり、歯型取りのときに嘔吐反射がでてしまうことも。


当院では、デジタルスキャナーを用いて口腔内スキャンを行っています。


デジタルスキャナーとは、小型の光学式カメラでお口の中を撮影(スキャン)し、歯の形を立体的に取得・データ化する機器です。スキャン時間は1分以内と短く、従来の歯型取りのような印象材は使いません。


今回は、患者様の負担を減らし歯型取りをスピーディーに行える「デジタルスキャン」についてご説明します。


■デジタルスキャンのメリット


デジタルスキャナーによる口腔内スキャンには以下のようなメリットがあります。


[デジタルスキャンのメリット]


①印象材を使わないため、歯型取りの際の不快感が少ない

②短時間で歯型取りを行える

③お口の状態を精密にデータ化できる

④安全性が高い


①印象材を使わないため、歯型取りの際の不快感が少ない


デジタルスキャンはシリコンやアルジネートなどの印象材は使いません。


スキャンの際は電動歯ブラシを一回り大きくしたサイズのスキャナーをお口に入れ、口腔内スキャンを行います。印象材を使わないため、歯型取りの際の不快感が少ないです。


②短時間で歯型取りを行える


デジタルスキャンの撮影時間は1分程度です。


③お口の状態を精密にデータ化できる


デジタルスキャンはお口の画像を360度で立体的に撮影します。全方向の精密な3D画像データを得られるため、肉眼では見えにくい箇所もモニター上ではっきり確認できます。


④安全性が高い


デジタルスキャナーは放射線を発しません。お子さまや妊婦の方、ペースメーカーや補聴器を使っている方にも使用できます。


印象材を使わないため、歯型取りで使った印象材のかけらを飲み込んでしまう、などのトラブルも起こりません。


■デジタルスキャンはこんなシーンで活用されます


[デジタルスキャンの活用シーン]


・補綴物の作製

・矯正治療

・インプラント


・補綴物の作製


補綴物とは、歯の詰め物やかぶせ物、入れ歯・ブリッジ・インプラントのことです。


従来式はシリコンやアルジネートなどの印象材による歯型取りのため、力の入れ加減(噛む力加減)や術者である歯科医師の技術によって補綴物の精度に差が生じてしまうことがあります(=補綴物の出来が悪くなることがある)。


デジタルスキャンによる歯科治療では撮影したお口のデータを基に補綴物を作製します。印象材を使わず高精度のデジタルデータを基に補綴物を作製するため、精巧な詰め物やかぶせ物を安定してご提供することが可能です(※)。


(※)4歯以上の大きなブリッジや入れ歯、金属の詰め物・かぶせ物を

作製する際には印象材による歯型取りを行う場合があります。


・矯正治療


デジタルスキャンを使わない従来のアナログ式の矯正治療は治療のステージが変わるごとにその都度、印象材による歯型取りを行わなければなりません。


デジタルスキャンを使った矯正では、原則として歯型取りは最初の1回のみ(※)。ステージごとの印象材による歯型取りは不要です。デジタルスキャンを用いることで矯正中の歯型取りの負担が軽減され、全体の治療時間を短縮できます。


(※)お口の状態によっては複数回のデジタルスキャンを行う場合があります。


・インプラント


インプラント治療ではCTとデジタルスキャンを用いて患者様のお口の中を撮影します。


デジタルスキャンにより、従来式の印象材を使った歯型取りが不要になり、精度の高い上部構造(人工歯)を作製できます。


フィクスチャー(人工歯根)の埋め入れ位置を決める際にも、CTとともにデジタルスキャンを活用することで精密なシミュレーションおよび治療計画の立案に役立ちます。


【デジタルスキャンで進化する歯科治療】


当院では、自由診療の9割においてデジタルスキャンを活用しております。


むし歯治療時の補綴物の作製、矯正治療、インプラントなど、デジタルスキャンを用いることで患者様の肉体的・精神的負担が減り、治療時間を短縮できます。


なお、インプラントについてはデジタルスキャンを用いますが、2回法による手術となります。1DAY治療(即日インプラント)は行っていません。ご了承ください。

当院は、熊谷・深谷・行田など近隣市町村からの患者様はもちろん関東、東海・甲信越からご通院くださっている患者様もいらっしゃいます。治療回数を減らした治療プランのご提案も可能です。

熊谷ディアベテスクリニック歯科
医長 小西 雅也

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