インプラントは外科的な手術を行うため、長い治療期間を必要とします。
患者様の健康状態や顎の骨の状態によって差がありますが、下顎は3~4ヶ月間程度、上顎は4~6ヶ月間程度の期間がかかることが多いです。
今回は、「インプラントの治療期間」についてご説明します。
■インプラントの治療期間が長い理由
◎インプラントの治療期間は3ヶ月~1年程度
インプラントの治療期間は早くても3~4ヶ月、長い場合は1年以上かかることもあります。インプラントの治療期間が長いのは、以下のような理由があるためです。
理由①埋め入れたフィクスチャーが顎の骨と結合するまでに時間がかかる
インプラント治療ではチタン金属でできたフィクスチャーを顎の骨に埋め入れます。フィクスチャーが顎の骨とがっちり結合するまでには、数ヶ月間が必要です。
埋め入れたフィクスチャーが生体的現象(オステオインテグレーション)によって顎の骨に結合するまでの平均期間は、以下になります(※)。
・下顎 3~4ヶ月間程度
・上顎 4~6ヶ月間程度
(※)平均の期間です。患者様や症状により、フィクスチャーが
顎の骨に結合するまでの期間が異なります。
理由②骨造成などの補助手術が必要な場合、さらに治療期間が延びるケースも
骨造成とは、自家骨や他家骨、異種骨、人工骨などの骨補填材を用いて患者様の顎の骨を再生して増やす治療法です。当院では、自家骨と人工骨を利用した骨造成を行っています。歯周病や加齢、生まれつきの体質などが原因で顎の骨が不足している場合、インプラント治療前に骨造成手術を行い、顎の骨を増やすことがあります。
骨造成にかかる期間は6~10ヶ月間程度です。骨造成を行った場合、骨造成+インプラント治療となるため、全体の治療期間が1年以上かかるケースもあります。
【インプラント治療に関する疑問やご不安がある場合はお気軽にご相談ください】
費用が大きく、長い治療期間がかかるインプラント。長い期間をかけて治療を行っていくからこそ、インプラント治療を始める前は歯科医師とよく相談し、ご納得した上で治療を受けることが大切です。
熊谷ディアベテスクリニック歯科ではインプラントの無料相談を行っています。
「歯周病で多くの歯を失ったが、インプラント治療を受けられるのか知りたい」
「顎の骨が足りず、インプラントをあきらめかけている」
など、インプラント治療に関するご質問やご不安がある場合は当院までお気軽にご相談ください。骨造成が必要な方、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方にも対応可能です。