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■インプラント術後の腫れや痛み、どこまでが正常?
インプラント手術のあと、腫れや痛みがなかなか引かないと「このまま大丈夫だろうか」と不安になるものです。
多くの場合は正常な回復の範囲内ですが、1週間以上症状が続くときは術後感染の可能性も考えられます。
正常な経過と注意が必要な症状の見分け方、そして対処法をまとめました。
この記事の要点まとめ
- インプラント術後の腫れ・痛みは2〜3日目がピークで、1週間ほどで落ち着くのが一般的な経過
- 1週間以上症状が続く場合や膿・発熱がみられる場合は、術後感染の可能性を考える必要がある
- 気になる症状があれば早めに治療を受けた歯科医院へ相談することが、長期維持につながる
■インプラント術後の腫れ・痛みはいつまで?正常な回復の目安

手術後の腫れや痛みには、ある程度決まった「回復パターン」があります。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。
◎術後1〜3日目:腫れ・痛みのピークと血餅の役割
腫れや痛みのピークは術後2〜3日目にやってくるのが一般的です。頬がやや膨らむ程度の腫れや鈍い痛みが出ることがありますが、処方された鎮痛薬でコントロールできる範囲であれば、過度に心配する必要はありません。
この時期、傷口には「血餅(けっぺい)」と呼ばれる血の塊が形成されます。血餅は傷の治癒を助ける大切な存在です。強いうがいや患部への刺激で剥がさないよう注意しましょう。
◎術後4〜7日目:症状が徐々に落ち着く正常な経過
4日目を過ぎたあたりから、腫れも痛みも少しずつ和らいでいきます。1週間ほどで日常生活に支障がない程度まで落ち着く方がほとんどです。
ただし、この時期を過ぎても腫れが引かなかったり、いったん治まった痛みが再び強くなったりする場合は、別の原因が隠れているかもしれません。
■1週間以上続く腫れ・痛みは術後感染のサイン?見逃してはいけない症状
1週間を過ぎても症状が軽減しないときは、術後感染が疑われる場合があります。正常な回復との違いを把握しておくことが大切です。
◎「よくある術後症状」と「感染の注意サイン」の見分け方
上述したように、正常な腫れや痛みは、日ごとに少しずつ和らいでいくのが特徴です。
一方、次のような症状がみられるときは感染の可能性を考える必要があります。
- 傷口から膿が出ている、または膿のような味・臭いがある
- 出血が止まりにくく、ガーゼを替えても続く
- 38度以上の発熱が引かない
- いったん引いた痛みが数日後に再び強まる
- 患部周辺のしびれや腫れが広がっている
ひとつでも当てはまる場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに歯科医院へ連絡することをおすすめします。
◎術後感染を引き起こす主な原因と自分でできる予防策
感染の原因としては、口腔内の細菌が傷口に入り込むこと、喫煙による血流低下、術後ケアの不足などが挙げられます。
リスクを抑えるために、以下を心がけるようにしましょう。
- 処方された抗菌薬・鎮痛薬は指示どおりに服用する
- 患部を舌や指で触らない
- 喫煙は控える
- 術後数日は激しい運動や長時間の入浴を避ける
■異変を感じたらまずインプラント治療を受けた歯科医院へ
「もう少し様子を見よう」
その判断が、かえって状態の悪化につながるケースは少なくありません。
◎早期受診が重要な理由 放置するとインプラントの維持に影響も
術後感染への対応が遅れると、インプラント周囲の骨が吸収され、最終的にインプラント体が安定を保ちにくくなるおそれがあります。
違和感を覚えた段階で、治療を受けた歯科医院に相談することが、インプラントを長く維持するうえで大切な一歩です。
◎当院が取り組む術後感染を防ぐための衛生対策
当院では、術後感染のリスクを少なくするために、徹底した衛生管理を行っています。
使用した器具はすべて高圧蒸気滅菌器で処理し、タービンも患者様ごとに個別滅菌を徹底。注射針や手袋、エプロンなどは使い捨て製品を使用し、院内感染の防止に努めています。
さらに、当院は医科であるディアベテスクリニックとの連携体制を整えており、基礎疾患をお持ちの方でも医師と歯科医師が情報を共有しながら治療を進められる環境です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
■よくある質問
Q. インプラント術後の腫れは冷やした方がいいですか?
A. 術後1〜2日目までは、患部を軽く冷やすと腫れの緩和が期待できます。ただし、氷を直接当てると血流が低下して治癒を妨げることがあるため、タオルで包んだ保冷剤を短時間当てる程度にとどめましょう。
Q. 膿が出ているかどうか、自分で判断できますか?
A. 傷口から白っぽい・黄色っぽい液体が出ている、独特の臭いや味がするといった場合は膿の可能性があります。判断に迷うときは自己判断を避け、歯科医院へ連絡してください。
Q. 術後に処方された薬を飲み切る前に症状が治まったら、服用をやめてもいいですか?
A. 抗菌薬は症状が落ち着いても、処方された分をすべて飲み切ることが大切です。途中でやめると、体内に残った細菌が再び増殖し、感染を引き起こすおそれがあります。
Q. 術後感染は手術を受ける歯科医院の衛生管理と関係がありますか?
A. 関係があるとされています。滅菌処理が不十分な場合、術中・術後に細菌が侵入するリスクが高まる可能性があります。歯科医院を選ぶ際は、衛生管理体制についても確認しておくと安心です。
日本歯科大学歯科専門学校 歯科技工士科卒業 歯科技工士登録
Branemark Implant Technical Aspects 取得
平成7年
日本歯科大学新潟生命歯学部卒業 歯科医師免許取得
平成11年
日本歯科大学大学院新潟歯学研究科終了 歯学博士号取得
平成11~18年
日本歯科大学新潟歯学部附属病院口腔外科 講師
平成18年~
日本歯科大学新潟歯学部附属病院インプラントセンター臨床講師
平成21年
石丸安世記念熊谷ディアベテスクリニック歯科 医長就任
FRIALIT2 implant system FRIADENT社(ドイツ)公認インストラクター
カムログインプラントアルタテント社(スイス)テクニカルアドバイザー
SPI implant thoman medical社(スイス)インストラクター
国際インプラント学会 認定医
日本口腔診断学会 認定医
日本歯科大学歯学会
日本口腔外科学会
日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
IADR JADR
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