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インプラントの寿命について


「インプラントの寿命」という言葉があります。


「寿命」とはいったい何を指すのでしょうか?気になる方もいらっしゃるかと思います。


今回は「インプラントの寿命」についてのお話です。


■インプラントの寿命とは?


◎寿命=使用に支障をきたす不具合や破損がなく、人工歯を使える期間


インプラントの寿命とは、使用に支障をきたす不具合や破損がなく、人工歯を使える期間を指します。


この定義はブリッジや入れ歯、詰め物や被せ物でも同様です。


インプラントにおける「使用に支障をきたすほどの不具合や破損」とは、以下のケースが挙げられます。


{インプラントの寿命の定義(=そのままでは使い続けられない)}


・歯や顎、口にトラブルが発生するおそれがある不具合や破損(部品や人工歯が欠ける・割れる、など)

・フィクスチャーが顎の骨との結合を失い、インプラントがグラグラになった

・インプラントが抜け落ちた


■セルフケア+プロケアを継続できるか否かにインプラントの寿命が左右されます


◎毎日の歯みがきと歯科医院で受ける定期メンテナンスでインプラントをより長持ちさせる


インプラントの寿命はメンテナンス次第で短くも長くもなります。


毎日の歯みがきと定期的な歯科医院でのメンテナンスを怠った場合は手術後、比較的短い期間でインプラントに不具合や破損が起きたり、インプラント周囲炎を発症してしまうことがあります。


毎日のセルフケアをきちんと行い、歯科医院で受けるプロケアを継続すれば、インプラントの長持ちにつながります。


■インプラントの寿命を縮める可能性がある要素、寿命の延伸を期待できる要素


◎インプラントの寿命を縮める可能性がある要素


1.メンテナンス不足

2.低品質なインプラントパーツを使った治療を受ける

3.喫煙習慣がある(インプラント周囲炎や歯周病を発症しやすくなります)

4.歯ぎしりや食いしばりの癖がある


◎インプラントの寿命の延伸を期待できる要素


1.毎日のセルフケア(歯みがきと歯間清掃(フロス、歯間ブラシ))をしっかり行い、歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける

2.科学的エビデンスに基づいた高品質なインプラントパーツを使った治療を受ける

3.禁煙する、タバコの本数を減らす

4.歯ぎしりや食いしばりの癖を改善する治療を受ける(就寝時のナイトガード(マウスピース)の着用や症状によっては心理療法など)


【セルフケアとプロケアでインプラントをより長持ち】


インプラントを長持ちさせるためには、まずは毎日のセルフケアをしっかり行うことが大切です。


セルフケアに加え、歯科医院で定期メンテナンスを受けることでお口やインプラントの異常をいち早く察知でき、早期治療につながります。メンテナンス時のお口のクリーニングにより、インプラント周囲炎や歯周病、むし歯の進行を抑える効果も期待できるでしょう。


インプラントを使用中の方は十分にケアを行い、インプラントを長持ちさせましょう。異常がある場合には当院へお気軽にご相談ください。

当院は、熊谷・深谷・行田など近隣市町村からの患者様はもちろん関東、東海・甲信越からご通院くださっている患者様もいらっしゃいます。治療回数を減らした治療プランのご提案も可能です。

熊谷ディアベテスクリニック歯科
医長 小西 雅也

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