
「歳をとったら、歯の矯正は難しいよね?」
大人になってから歯並びを整えたい方は意外にも多いです。
では歯の矯正に年齢制限はあるのでしょうか?
今回は、「歯の矯正の年齢制限」「矯正を受けるのに望ましいとされる時期」のお話です。
目次
■何歳まで、歯の矯正を受けられる?
◎歯の矯正に年齢制限はありません
知りたい方も多い、矯正の年齢制限。結論から言いますと、歯の矯正に年齢制限はありません。
中高年の方でも、歯茎・顎の骨(歯周組織)の状態が良ければ、歯の矯正を行えます。
■歯の矯正 年代別のポイント
①10代(12歳~20歳未満)
顎の成長に注意が必要な場合があります。
12~20歳未満の未成年の方の歯の矯正では、「顎の成長」に注意が必要な場合があります。
未成年の方の歯の矯正(12歳~20歳頃に行うⅡ期矯正(一般的な矯正治療)では、顎の成長によって、整えた歯並びが動いてしまうケースがあるのです。
顎の成長が見られる場合は、一旦、矯正を休止する選択肢も。休止後は年数を置き、顎の成長が落ち着いてから矯正を再開することで、顎の成長による歯並びのずれを避けやすくなります。
{「最後まで矯正を続ける」モチベーションを保つことも大切}
すべての年代の方の矯正において言えることなのですが、未成年の方の歯の矯正では、「最後まで矯正を続ける」モチベーションを保つことが大切です。
中高生の時期は勉強や部活で忙しく、また、「遊びたい」「めんどくさいことはしたくない」方もいらっしゃるかもしれません。
勉強や部活で忙しい時期かと思いますが、忙しい中でも、最後まで矯正を続けるモチベーションを保つことで、自然な歯並びの獲得につながるのです。
②20代・30代
20代・30代の時期は、お仕事が忙しい方も多いかと思います。営業や受付、人前に立つ職業など、お仕事の内容によっては、ブラケット矯正(表側矯正)は目立ちやすく気になってしまう方も。
お仕事やプライベートであまり目立ちたくない方の矯正の選択肢としては、
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・裏側矯正
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・ハーフリンガル矯正
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・クリアブラケット&ホワイトワイヤー
など、目立ちにくいブラケット矯正も。
上記のような目立ちにくい矯正方法を選ぶことで、矯正中のお仕事やプライベートにおける見た目への影響を低減できます。
③40代以上の中高年の方
40代以上の中高年の方が歯の矯正を受ける際は、歯周組織・歯根の状態に注意が必要な場合があります。
中高年の方は歯周病が進行し、歯茎や顎の骨の状態が悪化しているケースがあります。また、中高年の方は、若い頃や数年~十年以上前に神経を抜いた歯の歯根破折が起きやすい傾向が見られます。
歯周組織・歯根の状態が良くないままで歯の矯正を行うのは避けた方が無難です。歯周組織・歯根の状態が良くない方に矯正を行うと、矯正装置で力をかけたことが原因で、
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・歯が割れる
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・歯根が割れる・折れる
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・歯茎が下がる
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・歯槽骨の外側・内側に歯が飛び出す
などのダメージが生じるおそれも。
上記のような理由により、歯周病が中度~重度に進行しているなど、歯・歯周組織の状態が良くない方には、歯の矯正を行えない場合があります。
40代以上の方で歯列矯正を行っている場合は、歯周病などの進行に注意して、治療を進めていきましょう。
【歯並び・噛み合わせ、顎の形は全身の健康と深く関係しています】
年齢制限はない、歯の矯正。
歯の矯正は歯の見た目を整えると共に、噛む・発音する・歯を磨きやすくする、などの歯の機能面の改善にもアプローチします。
歯並び・噛み合わせの乱れ、顎の形の悪さは「見た目のみの問題」と捉えられがち。見た目のみの問題と捉えられがちですが、
歯並び・噛み合わせが乱れていたり、顎の形が悪い(受け口、顎なし顔(アデノイド顔貌)など)と、アンバランスな負荷がかかって歯・歯周組織がダメージを受け、お口周り・顎周りに支障が出てしまうことも(しっかり噛めない、発音しにくいなど)。
お口周り・顎周りの支障に加え、歯並び・噛み合わせの乱れ、顎の形の悪さが原因で全身の健康への悪影響が生じる場合もあります。
歯並びの乱れによるお口周り・全身への悪影響についてはこちら
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熊谷ディアベテスクリニック歯科では、歯の矯正の無料相談を受付中です。
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