歯を失う原因の第1位、歯周病(※)。
(※)公益財団法人8020推進財団
「第2回 永久歯の抜歯原因調査」(2018)
より引用。
50代以上になると、進行した歯周病や歯根破折などの原因により、一気に歯を失ってしまうケースが少なくありません。
目次
■50代・60代の方にインプラントがおすすめの理由
50代・60代の方が歯を失った場合、歯を補う治療法はインプラントがおすすめです。
理由①安定性が高く、しっかり噛んで食事を楽しめる
顎の骨に人工歯根を埋め入れるため、インプラントは安定性が高いです。インプラントの治療後は、硬い物もしっかり噛んで食事を楽しめるようになります。
天然歯の噛む力を100とした場合、インプラントは80~90%程度、噛む力を回復可能です。
{ブリッジ・入れ歯の場合}
ブリッジは固定式でそこそこ安定性が高いです。ただし、ブリッジには人工歯根がなく、噛む力の回復率は60~80%程度になります。
入れ歯は取り外し式のため、安定性が低いです(特に保険の部分入れ歯・総入れ歯は安定性が低め)。部分入れ歯の噛む力の回復率は30~40%程度、総入れ歯は10~20%程度に留まります。
(※)上記の噛む力の回復率は平均の数値です。
患者様や口腔内の状態によっては、
上記以下の回復率になる場合があります。
理由②ほかの歯を傷つけず、残っている歯の寿命の延伸につながる
インプラントは失った歯の箇所の顎の骨にのみ、人工歯根を埋め入れます。
ほかの歯を傷つけないため、残っている天然歯の寿命の延伸につながります。
{ブリッジ・入れ歯の場合}
ブリッジは失った箇所の歯の両隣(または片方)の歯を削り、被せ物をします。歯を削るため、ブリッジは残っている歯の寿命が縮まる可能性も。
入れ歯は、部分入れ歯の場合、歯にクラスプという金具をかけて使用します。金具をかける構造上、部分入れ歯は噛む度に金具をかけた歯がひき倒されてしまい、残っている歯が傷つくことがあります。
理由③発音しやすい
インプラントは固定式です。安定性が高く、ご自身の歯に近い感覚で発音できます。
{ブリッジ・入れ歯の場合}
ブリッジは固定式のため、発音を邪魔することはあまりありません。
入れ歯は取り外し式で安定性が低く、口を開けた・舌を動かしたときに入れ歯がずれたり外れて発音しにくくなることがあります。
理由④自然な白さの歯に近づけやすい
インプラントはセラミック製の人工歯が一般的です。透明度が高いポーセレンセラミックやe-max、高透光性ジルコニアなどの人工歯により、天然歯のような自然な白さの歯に近づけられます。
{ブリッジ・入れ歯の場合}
保険のブリッジ・入れ歯はどちらもプラスチック樹脂のレジンでできています。素材がプラスチックのため、人工歯(義歯)がのっぺりとした白さになりやすく、補った部分が不自然に見えることも。
理由⑤顎の骨の吸収が起きにくい
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め入れます。人工歯根があるため、食べ物を噛んだときに噛む刺激が顎の骨に伝わりやすいです。顎の骨に刺激が伝わることで、顎の骨の吸収が起きにくいメリットがあります。
インプラントは噛む刺激が顎の骨に伝わりやすいため、脳への血流がうながされ、認知症の予防にもつながります。
{ブリッジ・入れ歯の場合}
ブリッジ・入れ歯はどちらも人工歯根がなく、噛む刺激が不足しやすいです。噛む刺激が不足すると顎の骨が吸収し、顎の骨が溶けて歯並び・噛み合わせが乱れることがあります。
■「これからの人生」を楽しむことの大切さ
人生100年と言われる時代。50代・60代はまだまだ、お若いです。お若いからこそ、50代60代の方にはインプラントをおすすめします。
◎しっかり噛んで食事を楽しめるインプラント
インプラントの最大のメリットは、「食べ物をしっかり噛める」です。
食事は人生における基本。基本である食事を、弾力のあるお肉や歯ごたえのある野菜・ナッツ類など、何でもしっかり噛んで楽しむことで、人生にハリが出やすくなります。
食事に様々な食材を採り入れることで、健康増進にもつながります。
◎年齢を重ねても、活き活きとしたアクティブな人生を送るために
歯周病などで多くの歯を失い、しっかり噛めない方は食事を楽しみにくくなる傾向が見られます。食事を楽しめないと、お出かけ、旅行、スポーツなどにも消極的になりがちです。
【ぜひ、この機会にインプラントをご検討ください】
インプラント・お口の健康を維持するには、ご自身で行うセルフケア(歯磨き+歯間清掃)、および、歯科医院で受ける定期メンテナンス(プロケア)が必須です。
セルフケア&プロケアを継続することで、しっかり噛んで食事を楽しめる生活を維持しやすくなります。
失った歯の治療法でお悩みの方は、ぜひ、この機会にインプラントをご検討ください。当院では、インプラントの無料カウンセリングを受け付けております。